コーア商事(9273)
コーア商事について触れるのは約一年ぶりです( ・∇・)
去年の急落からカルテル(独禁法)も加わり株価は高値からは約半値以下となっております。
本決算後の8月からフロォーを再開して中長期投資枠として保有を再開しました。
ここ数年減益が続いてますが、会社予想通り今期からは増益が見込まれると判断しています。
①カルテルについて
②四季報に書かれている薬価の影響
③ジェネリック業界、最近のトピック
④業績予想
①カルテル
カルテルについては軽症(賠償金137万)ですみました。
詳しくはこの記事見れば分かりますが、コーア商事はケミファに従うしかない状況のようです。
https://toyokeizai.net/articles/amp/285620?display=b&_event=read-body
②薬価改定
四季報に炭酸ランタンの薬価改定について単価が下がると記載がありました。
実際はそこまで下がらないみたいです。
炭酸ランタンOD錠
◾️以前
250mg 67.8円
500mg 99.3円
◾️2019.10以降
250mg 66.7円
500mg 98.3円
毎年薬価改定は4月ですが、今年は増税があったので10月に増税と薬価改定が重なっています。
③ジェネリック、最近のトピック
日経新聞で日医工に関して後発品の原材料供給不足が問題となり記事なっていました。
現在、原料は価格の安い中国に依存してます。ただ近年の環境問題から原料の供給が止まるチャイナリスクが発生してます。後発品メーカーは原料の調達を内製化または国内供給に移行し国内比率を高める動きとなってます。
国内外の多岐にわたる供給先を確保しているコーア商事にとってはポジティブな内容になりました。
日経新聞が出た9/23日の翌日、コーア商事の株価は反応しました。
④業績予想
同社は原薬事業と製造事業の2つに分かれています。
原薬事業は横ばい予想。
肝心の製造事業は前期1Q.2Q.3Qと営業利益でマイナス。4Qから黒字化転換と初めて利益が出ました。
前期は新製品の炭酸ランタンで売上upを狙うも予想外の費用増があり残念な結果となりました。カルテルの影響もあったと思います。
決算資料にもあるように今期から回収期の始まりとなれば失った信用分の株価回復は見込まれるでしょう。
現在のPERは9.6倍
去年の下方修正を考えればフェアバリュー。
決算通過で増益がイメージ出来ればPER12〜14倍が意識されそうです
同社にとって今期は重要な年ですね^ ^